• 支援をつなげる

お熊甲祭りに参加するために能登へ行った9月。
雨で中止になっただけでなく、豪雨災害が発生してしまいました。

私たちが活動拠点として伺っている七尾市中島町の宿は、地域の住民さんのご厚意でお借りしている大切なお家です。すぐ裏は山になっており、この豪雨で朝4時過ぎに避難指示のアラートが鳴り響きました。すぐに安全な集会所へと避難しました。

集会所の脇には水路がありましたが、水で溢れ駐車場に水が溜まり始めていました。
水捌けの悪い場所ではあったそうですが、水が上がってくるのを見て、胸がザワザワしたのを覚えています。この大雨で床上浸水しそうなお宅があるということで、急遽、皆で土嚢を作り運びました。

ボランティアで土嚢を作っている様子

新聞の一面には水害のことが大きく掲載され、地震の復旧もままならない時期に、新たな災害に見舞われてしまう惨事となってしまいました。

雨は午後に上がり、情報収集をし動けるボランティアメンバーで分担して作業をすることになりました。
私たちは、仮設住宅を周り床下浸水の状況確認と仮設住宅横にある水路の排水整備と草刈りを行いました。

仮設住宅の床下。水ハケが悪く溜まっていた。
水の流れが悪くならないために水路の掃除。

水害は地震よりも大変というのが、被災された住民さんからのメッセージです。他の地域では土砂崩れや甚大な河川の氾濫が発生しているため、今後は長期的な支援が必要であることを予測するのは容易でした。

今回は4日間の滞在期間であったため、後ろ髪を引かれながらも活動を終え帰路へ。
のと空港には多くの応援車両が駆けつけていました。

のと空港に集まった支援のための緊急車両

空は青空が広がっていました。
次のニーズを確認しながら、また来る事を心に誓った帰路となりました。