• 支援をつなげる

8月30日〜9月1日の日程で、HOJメンバーと共に現地へ視察・支援で伺いました。

今までの繋がりから今も尚、被災地では水が出ない現状や自宅の解体が進まず、仮説にも入れない被災者がいる現状を、どう受け止めたらいいのか。とても感慨深い様々なことがありました。

支援として、出張子ども食堂として、チャーシュー丼150食とポップコーンを提供しました。
当初は、100食の予定でしたが大盛況の末、追加し美味しく召し上がっていただきました。

ここで、現地へ行ったスタッフの想いをご紹介します。

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この度3度目の被災地支援活動に参加させていただきました。
今回は1日目に避難所の現状を教えていただきました。

現在も体育館での避難生活を余儀なくされている方々がいらっしゃる現実に深刻さを感じ、長期間続く避難所生活を毎日どよような思いで過ごされているのだろうかと、胸が痛む思いでした。

前回被災地を訪れた時と比べて、倒壊した建物に重機や人の手が入りつつある光景を見て、以前よりも着実に復興が進んでいると感じました。しかし、目に見えないところでの支援のニーズがまだまだあることも、実際に倉庫の清掃作業をさせていただきながら現地の方の声を聞き実感しました。

今回の活動のメインである出張子ども食堂での炊き出しでは、まだまだ暑くお天気が不安定な中でしたが、沢山の住人の方々がお子さんと一緒に訪れてくださいました。150食のチャーシュー丼を提供させていただくことができ、子ども達の笑顔に触れることができ嬉しく感じました。

今回も様々なお話しを聞かせていただく中で、
被災から8ヶ月を過ぎようとした今、ようやく洗濯機が使えるようになったというお話しや、ようやく仮設住宅に入れた、買い物ができるお店が増えたなどのお声を聞き、被災した日から長い月日を掛けて、一歩一歩進んで来られた住民の方々の計り知れないご苦労があったことを改めて感じました。
その一歩がどれほど辛く遠かったかと思うと、胸が痛む思いと同時に、更なる一歩に進むための力になれるよう、自分にできる一歩を重ねていきたいと思いました。

ボランティア活動と言っても自分達だけでは成し得ないこの活動であり、現地中島町で活動されている被災地NGO協働センターさん、その他サポートしてくださった皆様に感謝の思いでいっぱいです。
これからも多くの人に被災地の現状を知ってもらい、繋がり続ける支援をしていきたい。
そして備えることの大切さを周りに伝えていきたいと思います。

野村由香