AYA世代という言葉を聞いたことはありますか?
AYA世代とは、adolescent and young adult(思春期・若年成人)の頭文字を取ったもので、15歳から20歳代、30歳代を指すことが多く、私たちは15~39歳を指します。
この世代には、ライフイベントが多く、治療と一緒に生活をすることが困難な場面を訪問看護の仕事で経験をしました。
40歳以上は介護保険を利用しての生活支援体制はありますが、39歳以下では介護保険の制度上、利用できません。となれば、生活支援に必要なサービス(訪問介護や訪問入浴、福祉用具の貸与など)は自費での利用となるため、経済的に余裕がなければ生活の支援が受けられないという現状があります。
ただでさえ、一番生活の支出が多い年代であり、子供の進学や親の介護など、経済的な負担を受けやすい年代です。
そこで、介護保険相当の支援を行っている自治体も少しずつではありますが増えてきました。
患者さんのニーズはどんなことなのか?
実際、支援に繋がっているのか?
そこで、私たちは支援者を中心にアンケートを開始しました。
生の声に耳を傾けて、必要な場所に必要な支援が届くように活動を続けていきます。