• 支援をつなげる

先日、就労移行支援・就労定着支援を行っている施設での防災学習会を講師として行いました。
知的障害や発達障害をお持ちの利用者さんが、安心して就労できるよう支援されている施設です。
多くの利用者さんは、徒歩や公共交通機関を利用して通われていました。
その時に、もし災害にあったら…障害の特性を踏まえると、職員さんも利用者さんも日頃から心配されている様子でした。

「困ったと人に伝えられるか…」

「緊張して動けなくなってしまったら…」

今回の研修は、水害のリスクが高い地域だったため、災害の種類は水害となりました。
ヘルプカードというものがあるのを皆様ご存知でしょうか。
中身はご自身が支援して欲しい内容などを具体的に書くことで、外部支援いわゆる「受援力」が上がります。

今回の研修では、「お助けカード」を作成しました。
漢字にはカナを振り、誰でも読み書きできるようにと、丸みのあるフォントで優しいイメージで作成しました。

講義は短めに、飽きないように写真を多めに休憩を挟んで。
その場にあった研修を考えるのは、支援と同じ。
ニーズに合ったものを提供しなければ、ただのお節介や押し付けでしかありません。

災害時に要配慮者が取り残されないために、自助力・受援力に注目して、これからも研修を企画していきたいと思います!